菅首相の早期退陣は無い!
菅直人首相の身辺が騒々しい。2011年3月11日の震災発生以来、一国の首相として 政府との足並みの乱れが甚だしい。内閣支持率も2割を切るも、次から次へと菅首相の口から出てくる震災復興新方針、原発再稼働の条件としてストレステスト(耐性検査)の導入、そして「脱原発」発言。退陣3条件(第2次補正予算、特例公債法、再生エネルギー法の成立)に加え、さらに原発国有化論を言及、政府の原子力政策はますます迷走すると言われている。菅首相の主張は、“原発行政の脆弱性は明らかなので、一定の方向性を打ち出すまで見届ける”と熱が入る。
実際、周囲が菅首相の退陣を強く望むも、本人には延命と言う意識はない。何故?菅首相の人相のなかで、頬骨部分に全く張りがないのをお気付きであろうか?頬骨が大きく張っていれば、権力を持ちたがり、周囲を力強く引っ張ることができる天性のリーダーシップ人。しかしながら菅首相の場合、頬の張りは無いに等しい、つまり心底早急に日本の震災復興を願うものの、周囲から協力を得ることは難しく、そのような状況でも懸命に自分の姿勢を崩さず前進していることが伺える。そもそも原発国有化の議論を本格化させる場合は、範囲が広すぎる問題だけに、その前準備や地ならしだけでも相当の時間を要する。当初の「8月中の退陣」、いやいや、菅首相の退陣計画は自然消滅するのは必至だ。
菅首相は鳩山由紀夫前首相から「ペテン師」と呼ばわりされたが、実際鳩山氏自身、菅首相を批判する程の器でない。男性でありながら“小鳩のような小さな口”で、首相時代は一体何をしてきた?人相学で言う男性の小さな口、それは性格的にも気持ちの狭窄を表わしている。
7月24日、折しも岩手、宮城、福島3県の県議会議長が、菅首相の退陣を求める緊急動議を27日に都内で開かれる全国都道府県議会議長会の総会に連名で提案する方針を固めている。退陣時期を明確にせずにいる菅首相について“信頼を失った政府では復興が進まない”と批判。菅首相への酷評は今後も後を絶たない。
菅首相の言う、“自分がいなければ日本がダメになる!” 周囲が菅首相を厄介者として見立てたとしよう、その場合でも菅首相の早期退陣は有り得ず、予定通り任期満了として菅首相は退陣を迎えることになります。
2011年7月24日 星海命理館